毎朝8時に自動で届く。Claude Codeで自社サイトのアクセス解析を習慣化した話

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「アクセス解析は大事」とわかっていても、毎日Googleアナリティクスを開くのは正直しんどい。
というか、Google Analyticsの使い方すら良くわかっていない方、いらっしゃいませんか?
実は、私もそうでした。

そこで、Claude Code(AIコーディングツール)を使って、毎朝8時にアクセスデータが自動でExcelに出力され、Chatworkに通知が届く仕組みを構築しました。プログラミングの知識はほぼ不要。所要時間は約1〜2時間です。

同じ課題を感じている病院経営者・採用担当者の方の参考になればと思い、今回はその内容をまとめます。

なぜ、ホームページのアクセス解析を「習慣化」すべきなのか

病院のホームページは、医師採用において今や「最初の接点」です。

求職中の医師がホームページを見て「この病院、良さそうだ」と感じるか「なんかパッとしないな」と感じるか——その差が、応募するかどうかを左右します。

しかし、多くの病院がホームページを「作って終わり」にしています。

データを見ると「打ち手」が変わります

  • どのページが読まれていないか → コンテンツ改善のヒント
  • どのキーワードで来院しているか → SEO・採用メッセージの最適化
  • どのエリアからアクセスがあるか → ターゲット地域の把握
  • 何曜日・何時に見られているか → SNS発信や広告配信の最適タイミング

Claude Codeで自動化した内容

今回構築した仕組みで、毎朝自動取得・通知される項目は以下のとおりです。

取得しているデータ一覧

シート内容
📊 サマリーセッション数・ユーザー数・PV数(過去7日)
📄 上位10ページよく見られているページのランキング
🔀 流入元別検索・SNS・直接流入などのセッション数
📅 日別トレンド7日分の日別推移
🔗 参照元ページどのサイトから来たか(上位20件)
🤖 AI流入分析ChatGPT・Gemini 等からの流入推移(30日)
🔍 検索キーワードどんな言葉で検索されたか(上位20件)
📍 地域別都道府県別のアクセス数
⏰ 時間帯別曜日 × 時間帯のアクセスマトリクス
🚶 ファネル分析トップ→サービス→問い合わせの遷移率

これらがExcelの10シートに自動まとめられ、毎朝8時に可視化されたデータがChatworkへ通知されます。

特に注目しているのが「AI検索からの流入」

ChatGPTやGemini、Perplexityなど、AI検索ツールを使って情報を探す人が急速に増えています。医師も例外ではありません。

「医師採用 コンサル」とAIに聞いたとき、自分のサイトが引用・紹介されるかどうか——これが今後の採用広報において重要な指標になると考えています。

Googleの「AIによる概要(AI Overviews)」も見逃せない

ChatGPTやPerplexityだけではありません。Google検索そのものも、AIが検索結果の最上部に質問の要約を表示する「AIによる概要(AI Overviews)」機能が、日本でも2024年8月から利用可能になっています。

この機能では、複数のWebサイトの情報をAIがまとめて提示し、参照元サイトへのリンクも表示されます。つまり、「◯◯県 医師募集 ◯◯科」などで検索されたとき、貴院のサイトがAIに引用されれば、検索結果の最上部に病院名が表示される可能性があるのです。

「ゼロクリック化」という新たなリスク

AI Overviewsの普及により、検索1位でもクリックされにくくなる「ゼロクリック化」が進んでいます。ユーザーがAIの要約だけで満足してしまうためです。だからこそ、AIに引用される側に回ることが、今後のWebマーケティングの重要なテーマになります。

AIに引用されるサイトにするために

AI検索に引用されやすいサイトには、共通した特徴があるようです。
詳細はここでは割愛しますが、病院の採用サイトやブログで特定のコンテンツを継続的に発信することが、AI検索への露出につながると言われています。

現時点ではAI流入の数値はまだ小さいかもしれませんが、毎日自動でストックしていくことで、月次・四半期単位のトレンドが見えてきます。だからこそ、今から計測を始めることに意味があります。

追跡しているAI検索サービス(8つ)

ChatGPT / Perplexity / Gemini / Microsoft Copilot / Claude / You.com / Phind / Consensus

構築の流れ(概要)

技術的な詳細は割愛しますが、大きな流れは以下のとおりです。

Google CloudでAPIキーを発行
Googleアナリティクスのデータを外部から取得するための認証設定。Google Cloudのアカウントがあれば15分程度で完了。

Claude Codeに指示を出してスクリプトを生成
「こういうデータをExcelに出力して」と日本語で伝えるだけ。エラーが出ても貼り付ければ自動修正してくれます。

Chatwork通知を追加
「Excelが生成されたあとにChatworkへ送信して」と追加指示するだけで実装完了。

Macのcronで毎朝8時に自動実行
一度設定すれば、以後は何も操作しなくても毎朝レポートが届きます。

ホームページを「資産」にするために

私が病院経営者の方にお伝えしたいのは、「AIを使いこなそう」ということではありません。

ホームページを「作って終わり」にせず、データを見ながら継続的に改善していく文化を病院内に作ってほしい、ということです。

医師採用においても、採用サイトへのアクセスがどこから来ているか、どのページで離脱しているかを把握しているかどうかで、打ち手の質が大きく変わります。

習慣化のハードルを下げるために、今回のような自動化は有効です。「毎日確認する」のではなく「毎朝届く」仕組みにすることで、データを見ることが自然な習慣になります。

ご自身の病院のホームページのアクセス解析について、何かご不明点や「こういうデータを見たい」というご要望があれば、お気軽にご相談ください。

\ お気軽にコンタクトお待ちしています /

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